転職は35歳までに。転職を考えている人は必ず意識する35歳制限。求人情報欄にも年齢制限35歳を設定している会社は結構あります。
しかし、実際は35歳以上でも転職に成功している人も相当数存在している真実があります。
世間の常識にとらわれず、35歳以上のリアルな転職状況をご紹介します。
年代別転職者数の割合
厚生労働省で発表している年代別転職者数(正社員)の割合です。
19歳以下 | 20~24歳 | 25~29歳 | 30~34歳 | 35~39歳 | 40~44歳 | 45~49歳 | 50歳以上 |
1.2% | 12.7% | 21.3% | 17.9% | 12.4% | 9.4% | 7.4% | 17.7% |
50歳以上で17.7%もある事に驚きますが、34歳までの合計は53.1%、35歳以上の合計は46.9%と、およそ半分の割合になっています。パーセンテージで見る限り、35歳以上でも転職が不利にならない事が分かります。
35歳以上の転職理由
35歳以上では「会社への不安・不満」が転職理由に上がっています。「他によい仕事があったから」などのポジティブな転職理由は34歳以下と比較すると低い特徴があります。
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会社の将来に不安を感じたらか
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満足のいく仕事内容でなかったから
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能力・実績が正当に評価されないから
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賃金が低かったから
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労働条件(賃金以外)がよくなかったから
35歳までしっかり仕事してきた人の転職方法
35歳以上でも転職に成功している人は、今までの経験を活かした転職活動を行っている人たちです。全く違う分野でも、応用できる分野を探して正当に自分をアピールできているのです。
今までの経験を活用できる分野が分からない人は転職コーディネーターを活用してみるのをお勧めします。自分では全く気が付かなかった仕事の適正を発見してもらえる可能性があります。
また、35歳以上の人には管理能力も求められます。役職に就いていた実績があればベストですが、そうでない場合は後輩社員への指導などをアピールすることでもOKです。
35歳まで適当に仕事してきた人の転職方法
今まで職を転々としてきたり、引きこもりだったりした人は厳しい現実が待っています。でも、そこまで厳しくもありません。
何が厳しいかというと、自分の商品価値を認める必要があるからです。そして理想のランクを下げる作業も必要になってきます。
「35歳以上で仕事が見つからない」という書き込みを見かけます。それは自分自身が思っている価値と、会社が思っている価値の違いに気づいてないからなのです。
今現在の自分に見合った給料を判断し、何を優先させるかを決める必要があります。就業場所、仕事内容、就業時間、雇用形態、・・・etc。私は楽な仕事を優先して選びました。