セブンイレブンのオーナーさんが人材不足から24時間営業を取りやめてニュースになっています。セブンイレブン本部とのフランチャイズ契約内容、オーナーは何十年も休みなしという過酷な労働環境が問題視されています。

ここまで大きなニュースになってしまうと、セブンイレブン本部としても違約金の回収はできず時間短縮営業を認める方向に話は進むと思われます。この店舗で時間短縮営業が認められた場合、他の店舗のオーナーもこぞって時間短縮営業へ動くでしょう。だって、深夜営業は全然お客が来ないので売り上げになりませんから。売り上げよりも人件費の方が高い時だってあります。

だからこそ、コンビニの夜勤は楽な仕事としておすすめでした。24時間営業問題をきっかけにコンビニ夜勤求人が減少するのではないかと思われがちですが、管理人は今よりも楽な仕事になると想定しています。

24時間営業は終わらない

人材不足だからと24時間営業をやめると、深夜帯のお客は他のコンビニで買い物することになります。不思議なことに夜間のお客だけじゃなく、昼間の営業時間もお客は離れていきます。これはローソンであった話ですが、時間短縮営業にした店舗が売り上げが下がったため再び24時間営業に戻した実例があります。

コンビニ業界の覇権争いはし烈です。新しい商品・サービスを次々に投入してお客の争奪戦を繰り広げています。本部としては他のコンビニ会社へのお客流出だけは避けたいので24時間営業を続けるようにオーナーを促します。

しかし、人材不足の店舗ではオーナーが限界を超えた勤務状態になっています。そこで考えられるのはコンビニの無人化です。

日本でコンビニ無人化

すでにお隣の中国では無人化店舗が多く稼働しています。国家レベルで電子マネーに取り組んだ結果です。日本でも無人化店舗の取り組みは試験的に始まっています。

セブンイレブンでも企業のテナントビル内に試験稼働しています。しかし、これは完全に無人ではなく店員1人体制で運営しています。2018年12月の段階でセブンイレブンは無人化ではなく、省人化という店員の人数を減らす方向性を示していました。

完全無人化はコストがかかり過ぎるので、現在の店舗数を考えると現実的ではないことが要因です。

コンビニ店員が楽になる

省人化ということであれば、コンビニ店員の負担は激減しそうです。煩雑になっているレジ業務がなくなる事は濃厚です。残る業務としては商品補充、ホットスナックなどの簡単な調理、郵便物の預かりぐらいでしょうか。

将来、新しい業務が追加されたとしても夢の一人仕事場になりそうです。サービス業の一人夜勤は防犯の面からすると心配ですが、セルフ式のレジは店員では開くことができない仕組みにするなどの工夫で強盗が来ない店づくりができます。

一番問題になりそうなのは万引きです。中国のように防犯カメラを沢山設置する場合はコストの問題があります。また、日本でどこまで個人情報を管理する事が許容されるのかが疑問です。

現在電子タグによる万引き防止策が進められていますので、万引き防止ゲートによる対策が濃厚でしょう。しかし、ゲートでブザーが鳴った時に対応しなくてはいけないのはアルバイト店員です。以前のように見てみぬふりができなくります。セコムなどのセキュリティー会社との協力がより求められるでしょう。

オーナーだけにはなるな

今回の24時間営業問題でオーナーの待遇も少しは改善されるでしょうが、引き続きオーナー負担は大きいでしょう。店舗の省人化に伴う費用もオーナー負担になりそうな気がします。「楽したいならお金払いな」みたいな。

独立を夢見る人には魅力的なフランチャイズですが、本部の説明だけ鵜呑みにすると痛い目にあいます。これはコンビニ業界に限らずフランチャイズ全体の問題です。

今後のフランチャイズはでオーナーの利益・待遇を優先する企業が台頭してくるんじゃないでしょうか。オーナーあってのフランチャイズですから。