会社員の旨味は社会保険(健康保険と厚生年金)です。アルバイト、パートの人でも正社員と同じくらい(3/4以上)の労働時間で働いていれば加入することができます。

保険料を全額自己負担するのと会社に半分払ってもらうのでは雲泥の差があります。社会保険の実態と実際の金額差を計算してみました。

社会保険のない会社

法人は株式会社であっても有限会社であっても社会保険に強制加入する義務が法律で定められていますが、罰則がないので、加入届を出していない会社も多く存在しています。

社会保険に加入すると会社負担が多くなるので零細企業では暗黙の常識となりつつあります。転職先を探す時に社会保険の有無は絶対に確認しましょう。

健康保険と国民健康保険の根本的な違い

健康保険は会社が半分もってくれるというのは常識ですが、扶養家族が何人いても自分一人分の保険料だけで済むというのは以外と知られていません。(気にしている人が少ないです)

つまり、会社の健康保険なら子供が何人いても保険料は変わらないのです。逆に国民健康保険だと子供の人数分保険料を納める必要があります。

ちなみに扶養する家族が増えても会社が負担する保険料は変わりません。なので、特殊な場合を除いて会社の健康保険に加入する方がお得なのです。

健康保険と国民健康保険の金額差を計算

では実際に金額差はどれほどあるか確かめてみましょう。

以下の例では、会社の健康保険は協会けんぽに加入している場合の料金計算になります。健康保険料は居住地(県ごと)、前年度の収入によって決まります。国民健康保険は市町村単位で計算方法が分かれてきます。

(例1)子供3人(収入なし)を扶養、埼玉県熊谷市に住んでいる人

【月収25万円なら】
  健康保険料:12,883円/月
  国民健康保険料:18,791円/月
1ヶ月5,908円、年間で70,896円 健康保険の方がお得

【月収50万円なら】

  健康保険料:24,775円/月
  国民健康保険料:34,586円/月
1ヶ月9,811円、年間で117,732円 健康保険の方がお得

(例2)独身、埼玉県熊谷市に住んでいる人

【月収25万円なら】
  健康保険料:12,883円/月
  国民健康保険料:13,841円/月
1ヶ月958円、年間で11,496円 健康保険の方がお得

【月収50万円なら】

  健康保険料:24,775円/月
  国民健康保険料:29,636円/月
1ヶ月4,861円、年間で58,332円 健康保険の方がお得

試算結果から分かること

  • 稼いでいる人ほど会社の健康保険がお得になる
  • 子供が多いほど会社の健康保険がお得になる

これがポイントです。逆に考えると、独身で収入の少ない人は国民健康保険でも差額は少なくなるという事です。どちらにしても会社の社会保険は本当に重要です。厚生年金もありますから。

なお、お住まいの市町村によって国民健康保険料は変わってきます。例で紹介している埼玉県熊谷市は全国的にみて平均より安い方です。高い市町村だと倍近く変わってきます。