新型コロナによる感染影響が拡大しています。人、物流の流れが止まったことで各業界に多大な損失が発生しています。不景気になると囁かれる”派遣切り”のキーワードですが、既に一部の会社では派遣切りが始まっています。

派遣で働く限り”派遣切り”のリスクはつきものです。それならば正社員で働けばいいと言ったところで、誰でも正社員になれるわけでもありません。

それぞれ事情があって派遣という雇用形態を選択した結果です。「いつ切られるか」と不安になりますが、怯えていても何も始まりません。現状でできることを把握し、派遣切りされる準備を整えましょう。

派遣切りは当然のこと

どんなに頑張って働いていても、どんなにスキルの高い人でも、家族ぐるみで付き合うほど仲良くても、派遣先と派遣元は別の会社です。

リーマンショックの時のお話です。何十年も同じ会社へ派遣されてた人が派遣切りされて「こんなに尽くしてきたのに・・・」と嘆いていました。※現在の派遣法では同じ部署で働けるのは3年まで。

可哀そうだと思いますか?

これは当然のことです。そうしなければ、自分の会社の社員を守れないからです。

不景気になったら真っ先に切られるのは派遣です。景気が良くなったら再度派遣会社へお願いすればいいだけですから。

すでに新型コロナの影響によって倒産している会社があります。これからもっと倒産する会社は増えてくるでしょう。

加速する派遣切り

コロナショックがなければ、派遣は正社員よりも注目される労働形態になる可能性がありました。国が推進している「働き方改革」で働き方の多様化を実現するために効率的だからです。

2020年4月から適用される派遣法改正では「同一労働同一賃金制度」が始まります。これは正社員と非正規労働者が同じ仕事内容ならば同じ賃金を支給するという制度です。賃金だけでなく、福利厚生や教育訓練の機会なども均等に与える方針です。

非正規労働者側からすると嬉しい改正ですが、企業側からすると人件費が高くつきます。「でも人材不足だから仕方ない」と思っていたところに今回のコロナショックです。

偶然が重なり、派遣切りはリーマンショックの時よりも激しくなると想定しています。

それでも派遣が好き

派遣切りのリスクは分かっていますが、それでも派遣には派遣の魅力あります。

  • 正社員ほど責任がない
  • プライベートの時間を確保しやすい
  • 時給がそこそこ高い
  • 辞めやすい
  • 応募しやすい
  • アルバイト/パートよりも社会的地位が高い(個人的見解)

責任感をもって必死に働いている派遣社員の人には不快感を与えてしまっているかもしれませんが、私が派遣社員の時に感じていたのは「無理なく働けている」という実感です。変なしがらみや人間関係に縛られずに気持ちが楽でした。

不謹慎ですが「いざとなったら辞めればいい」という安心感がありました。実際に速攻で辞めた時もありますし、職場が合っていれば数年間働き続けました。

正社員で生活的安定よりも派遣社員で精神的安定の方が私にとっては重要でした。

派遣切りされる準備

今回のコロナショックは倒産する可能性を考えると早めに派遣切りしてくれた方が逆に良かったりするかもしれません。行動が遅れると、どこも行き場所がなくなる危険性を秘めています。

まずは自分の将来を真剣に考えて本気の自己分析をし、自分の取るべき行動を選択しましょう。

参考記事:楽な仕事を見つけたかったら自己分析が本当に大切

今の派遣先が気に入っているなら、派遣切りされる前に派遣先に直接雇用にしてもらえないか相談してみるのはいかがでしょうか。正社員にこだわらずに契約社員もしくはアルバイト/パートなど状況に応じて雇用条件の妥協が必要になるかもしれません。その際はあなたが所属している派遣会社にも一言伝えておきましょう。

以前から辞めたいと考えていたなら速攻で次の仕事場を探しましょう。しかし、すでに転職活動は難しい状況になっています。見切り発車で仕事を辞めてしまうのは非常に危険です。内定をもらうまでは転職の話は一切しないように注意しましょう。

独立を考えている人は、その時期ではありません。コロナ騒ぎが落ち着くまでは今の仕事にしがみつきましょう。

と、個人的見解です。何を選択するかはあなた次第です。結果は後になってみないと分かりません。でも、何も考えずに今の状況に流されないことです。

どういう結果になったとしても「あの時に悩んで選択した結果」だと自分が納得できればいいんじゃないでしょうか。